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「女の子は良い学校、良い会社に入って早く結婚するのがいいよ。」と親から言われて育ち、進学校、お嬢様短大を卒業後、一流企業に就職しました。この頃は「すぐに結婚して寿退社するだろう。」と思っていました。

男性からプロポーズされる機会はありましたが、肩書きや親からの評価を気にしていることと、自分が納得する結婚との乖離がありなかなか結婚に踏み切れませんでした。周りがどんどん結婚していく中で、「なぜ私は結婚できないのだろう？うまくいかないのだろう？」と不思議で仕方ありませんでした。

いつの間にか「どうせ私は選ばれない。」が強いセルフイメージとなっていました。家と会社の往復だけの生活を送る中で人生がつまらなく感じ、「生きている意味ってあるのかな。」と思った夜もたくさんありました。

2014年2月にTVでカウンセリングしている姿を目の当たりにし、カウンセラーが投げかける言葉に衝撃を受けました。その後、自問自答する日々が続き、半年後に藁をもすがる思いでその心理学を学びに行きました。その心理学で学んだことを日々、実践していたところ、2015年9月にのちの夫となる人と出会いました。

彼は特に肩書きがあるわけではない上、当時は札幌に住んでおり、名古屋に住む私としては遠距離でした。さらに年の差もあり、今までだったら選ばない人。それにもかかわらず不思議と気が合い、2015年10月にお付き合いを始めました。

彼は名古屋で就職先を決め、2016年5月にプロポーズされました。家族への挨拶や式場の手配などを済ませ、2016年11月、43歳で結婚することができました。

価値観が違う人同士が結婚するため、お互いの言動を理解できないときもあります。
そんなときは自分の気持ちを丁寧に伝え、相手の気持ちも聞き、譲れるポイントを話し合っています。どんなときも絶対的な味方がいるという安心感があります。